茨城大学
教育学部
学校教育教員養成課程(英語教育)

教授

小林 英美

コバヤシ ヒデミ
KOBAYASHI Hidemi
  • Tel.029-228-8284

経歴

  1. 法政大学付属第一高等学校・非常勤講師 1990/04/01-1991/03/31
  2. 国士舘大学・非常勤講師 1993/04/01-1995/03/31
  3. 早稲田大学教育学部助手 1994/04/01-1996/03/31
  4. 茨城県立医療大学・非常勤講師 1995/04/01-2003/03/31
  5. 東邦大学・非常勤講師 1996/04/01-1997/03/31
  6. 日本学術振興会特別研究員 1997/04/01-1999/03/31
  7. 学習院大学・非常勤講師 1999/04/01-2003/03/31
  8. 東京国際大学・非常勤講師 2000/04/01-2003/03/31
  9. 早稲田大学教育学部・非常勤講師 2000/04/01-現在
  10. 茨城大学教育学部・准教授 2003/04/01-2015/03/31
  11. 放送大学・非常勤講師(面接授業) 2014/04/01-2015/03/31
  12. 茨城大学教育学部教授 2015/04/01-現在
  13. 早稲田大学エクステンションセンター・中野校・非常勤講師 2015/04/01-現在

学歴

  1. 早稲田大学 教育学部 英語英文学科 1990 卒業
  2. 早稲田大学 教育学研究科 教科教育専攻 博士 2001 修了

学位

  1. 文学士 早稲田大学 1990/03
  2. 教育学修士 早稲田大学 1993/03
  3. 学術博士 早稲田大学

教育・研究活動状況

18-19世紀イギリス文学における読者と作家・詩人の相互影響関係、英詩への関心を音読実践と童謡から引き出す。
研究においては、18-19世紀イギリス文学における読者と作家・詩人の相互影響関係を、現存するデータを発掘・分析して、実証的に明らかにする歴史的文学研究を行なっている。教育においては、英詩の魅力を、①音読を実践することで導く。音読は語学教育の重要な基礎の一つであり、音読して初めて英詩の本当の魅力が明らかになるからである。②伝承童謡や有名児童文学を入門に用いることで関心を持たせ、最終的には文学史的に重要な英詩へと導く工夫をしいている。また作品に関連する映像・音声教材も利用することによって、学生の理解が深まるようにしている。

研究分野

  1. ヨーロッパ語系文学

研究キーワード

  1. イギリス文学、18世紀、19世紀、ロマン主義文学、ワーズワス、コウルリッジ、キーツ、オースティン、女性詩人、読者層研究、文学作品の18-19世紀英国作曲家による音楽受容、18-19世紀出版事情、予約購読出版、貸本店 定期刊行物

研究テーマ

  1. ワーズワスの『序曲』の「時の場(spots of time)」挿話の相互関係性 ワーズワスの自伝的な長編詩『序曲』の中核となっている挿話群「時の場(spots of time)」について、その相互関係性を、初期の段階のいわゆる『2部序曲(Two-Part Prelude)』等もふまえて考察する。 1992/04-現在
  2. 『リリカル・バラッズ』の詩の配列の意図と読者観の研究 ワーズワスとコウルリッジの共同詩集『リリカル・バラッズ』の詩の収録順序に、彼らの読者観が反映されているものとして、詩の配列順序を考察する研究。 1995/04-現在
  3. 17-19世紀の英詩の19-20世紀歌曲への受容研究 17-19世紀の英詩が、どのように19-20世紀歌曲に受容されたかを研究する。作曲家を「読者」としてとらえ、どのように文学作品を解釈したかを楽譜に探る、文学受容研究の延長上にある。 1997/08-現在
  4. 英国18-19世紀の予約購読出版を利用した読者と作家と出版者についての歴史的文学研究 英国18-19世紀にかけての英国文学研究にとって、実証的な読者層の研究は重要な要素になってきている。その基礎研究は着手されているが、文学研究への援用は、国内だけでなく欧米でもほとんど未開拓である、国際的にも意義のある主題である。そこで予約購読出版形式を利用した詩人の事例研究として、下層階級女性詩人イアズリー、スコットランド女性詩人ベイリー等を取り上げ、同時代読者研究における予約購読出版の意義を明らかにした。 2004/04-2007
  5. 英国18-19世紀予約購読出版と文芸サークルが女性詩人支援に果たした役割 読者層が大きな変化をみせた英国18-19世紀において、文芸サークルが文学に果たした役割はたいへん大きい。その役割を、文壇において強い立場になかった女性詩人の支援に焦点をあて、スコットランド啓蒙主義との関連で考究する。 2007/04-2011/03
  6. 英国18-19世紀予約購読出版詩集と定期刊行物における書評についての研究 2011/04/01-2014/03/31
  7. 大西洋を横断する英国予約購読出版詩集:18-19世紀読者層の拡大 2014/04/01-2018/03/31

共同・受託研究希望テーマ

  1. 18-19世紀のイギリスにおける芸術受容者の変遷と芸術の相互影響 (キーワード) 18-19世紀、イギリス、文学、絵画、演劇、受容研究、読者層 大学等の研究機関との共同研究を希望 受託研究,共同研究

著書

  1. ワーズワスとその時代 小林英美 勉誠出版 2015/07/01 18世紀中頃から識字率が上昇し、それに比例して趣味としての読書が流行した。 英国ロマン派を代表する詩人ワーズワスとコウルリッジの共同詩集『リリカル・バラッズ』は、そんな読者が増大する変革期の作品である。 読者を支えた読書施設や出版事情等の文化史的考証をふまえて、詩人ワーズワスと当時の読者の相互影響関係を探る。
  2. 読者の台頭と文学者 清水一嘉,小林英美,鈴木美津子,園田暁子 世界思想社 2008/04/20 9784790713319 18世紀文学を支えたペイトロンの退場以後のロマン派文学における読書界を彩る人間模様や、イギリス近代出版の市場形成の過程を、具体的な文学現象を掘り起こしながら明らかにする。清水一嘉,小林英美編著。目次:「作者あるいは出版者の孤独と不安」(清水一嘉)、「新聞における「読者」―『モーニング・ポスト』を中心に」(園田暁子)、「イングランドの出版者と読者が果たした役割―国民小説『奔放なアイルランド娘』の誕生をめぐって」(鈴木美津子)、「読者と作家と出版者の共生―ジョアンナ・ベイリーの予約購読出版」(小林英美)。カッコ内は執筆者。
  3. Voyages of Conception: Essays in English Romanticism ・The Difference in Mind between Writer and Reader: Wordsworth and C. J. Fox イギリス・ロマン派学会 音羽書房鶴見書店 2005/03 The Difference in Mind between Writer and Reader: Wordsworth and C. J. Fox
  4. 「『リリカル・バラッヅ』の読者-18世紀末の読者論-」・『出口保夫先生退職記念論文集 美神を追いて-イギリス・ロマン派の系譜-』 西山清、小堀隆司、桑子利男、及川和夫編 音羽書房鶴見書店 2001
  5. 『英米文字の原風景-起点にたつ作家たち』・「青年ワーズワスの記念碑としての「イチイの木」-詩集での作品配置と思想との関係」 新生言語文化研究会編 音羽書房鶴見書店 1999

論文

  1. (MISC)総説・解説(大学・研究所紀要) 単著 「予約購読者一覧にみる読者・支援者網―ヘレン・マライア・ウィリアムズとシャーロット・スミスの詩集の事例研究―」茨城大学教育学部)64号 小林英美 茨城大学教育学部紀要(人文・社会科学・芸術) 64, 11-20 2015/03/31
  2. (MISC)総説・解説(学術雑誌) 単著 書評:Matthew Rowlinson, Real Money and Romanticism イギリス・ロマン派学会 イギリス・ロマン派研究 37, 115-118 2013/03/20 1341-9676
  3. 研究論文(学術雑誌) 単著 ジャネット・リトルの『詩集』の予約購読者の分析――18世紀末スコットランド女性農民詩人とその支援者の実態 小林英美 カレドニア第39号 39, 15-28 2011/09/16
  4. 研究論文(学術雑誌) 単著 下層階級読者からの女性詩人の誕生 アン・イアーズリーと予約購読出版、そして貸本店 小林英美 イギリス・ロマン派学会、『イギリス・ロマン派研究』 29・30, 1-11 2006/03
  5. 研究論文(学術雑誌) 単著 「詩人の思惑と読者の受けとめ方-コールリッジ、ワーズワス そしてウィルバーフォースの場合」 イギリス・ロマン派学会、『イギリス・ロマン派研究』 27 2003

研究発表

  1. 口頭発表(一般) 19世紀初頭のイギリス詩の同時代アメリカ定期刊行物書評 欧米言語文化学会 2016/12/04
  2. 口頭発表(一般) 定期刊行物での予約購読形式詩集の書評 ―読者拡大の意図― 欧米言語文化学会第129回例会 2014/12/09 そもそも予約購読形式での出版は、「予約」というかたちで「読者」が限定される出版形態である。しかし読者が拡大される手段やチャンスはあった。その一つは定期刊行物での書評である。本論ではその具体的事例として、労働者階級女性詩人エリザベス・ハンズ(Elizabeth Hands,1746-1815)が1789年に出版した詩集『アムノンの死』(The Death of Amnon/ A Poem. With an Appendix: Containing Pastorals, and Other Poetical Pieces)の予約購読者と定期刊行物書評の関係について論じ、同時代書評の影響力の一端を指摘した。
  3. 口頭発表(一般) 予約購読出版詩集と定期刊行物書評――グラント夫人の場合 欧米言語文化学会第127回例会 2013/12/01 スコットランド女性詩人アン・グラント(Anne Macvicar Grant, 1755-1838)の『様々な主題による詩集(Poems on Various Subjects)』(1803)の同時代における受容の実情を、予約購読出版の経緯とその購読者層の分析と、その定期刊行物での書評の分析を通して探るものである。教区牧師の夫と死別したことによる経済的危機から、彼女は詩集を出版することになったが、ゴードン公爵夫人(Duchess of Gordon)やフリーメーソン等の有力な支援者がついたことによって、2246件もの購読者を得て出版は大成功した。その背後には、作品のハイランド的性格を前面に出す編纂をしたジョージ・トムソン(George Thomson, 1757-1851)の尽力も特筆すべきである。彼はスコットランド民謡集の編纂にも多大な貢献をしている。二つの書評も良好であり、この詩集を契機に、彼女は作家として、また民謡のソングライターとして生きていく。
  4. 口頭発表(一般) Charlotte Smith:支援者を通して拡大・増加する読者 ミニ・シンポジウム「拡大する読者と英米文学」(欧米言語文化学会第126回例会) 2013/03/03
  5. 口頭発表(一般) 18世紀末英国の予約購読形式出版詩集とその書評――エリザベス・ハンズの事例研究 欧米言語文化学会124回例会 2011/12/04

担当授業科目

  1. 総合英語 プレ・レベル3
  2. 卒論ゼミ
  3. 言語と文化の諸相
  4. 英米文学概論Ⅰ
  5. 英米文学演習Ⅰ

所属学協会

  1. イギリス・ロマン派学会
  2. 欧米言語文化学会
  3. 日本ジョンソン協会
  4. 早稲田大学英語英文学会
  5. 日本英文学会

委員歴

  1. イギリス・ロマン派学会 理事 2014/04/01-現在
  2. 欧米言語文化学会 監査役 2001/04/01-現在