研究発表

公開件数: 20 件
No. 会議種別 タイトル 会議名 開催年月日 URL 概要
1 シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)
文芸批評と文学の革新性―ジェフリーとウィルソンと英国ロマン主義時代の詩人
日本英文学会・九州支部年次大会:シンポジウム『詩と革新』(イギリス文学部門)
2018/10/20

19世紀初頭を代表する評論家フランシス・ジェフリーとジョン・ウィルソンらによるロマン派時代の詩人(ワーズワスや女性詩人)についての批評を考察する事例研究。
2 口頭発表(一般)
国際化する文芸批評と読者網―予約購読出版と読書施設の役割
欧米言語文化学会第136回例会
2018/03/11

読書施設と定期刊行物書評は、19世紀初頭の英国文学の国際的な伝播に大きな役割を果たしていた。本研究は、受容理論と大西洋横断の文学理論を援用して、読書施設と定期刊行物書評の役割を、具体的な事例から考察するものである。例えば、読書施設の事例としてはブロムリー・ハウスとボストン・ライブラリー、書評の事例としては、アメリカの『ポートフォリオ』誌等を取り上げる。また予約購読出版と読書施設の関係にも言及し、予約購読出版がこの読者網の拡大動向の歯車の一つとして、微力ながらも確実に関わっていたことを示す。
3 口頭発表(一般)
19世紀初頭のイギリス詩の同時代アメリカ定期刊行物書評
欧米言語文化学会第133回例会
2016/12/04


4 口頭発表(一般)
定期刊行物での予約購読形式詩集の書評 ―読者拡大の意図―
欧米言語文化学会第129回例会
2014/12/09

そもそも予約購読形式での出版は、「予約」というかたちで「読者」が限定される出版形態である。しかし読者が拡大される手段やチャンスはあった。その一つは定期刊行物での書評である。本論ではその具体的事例として、労働者階級女性詩人エリザベス・ハンズ(Elizabeth Hands,1746-1815)が1789年に出版した詩集『アムノンの死』(The Death of Amnon/ A Poem. With an Appendix: Containing Pastorals, and Other Poetical Pieces)の予約購読者と定期刊行物書評の関係について論じ、同時代書評の影響力の一端を指摘した。
5 口頭発表(一般)
予約購読出版詩集と定期刊行物書評――グラント夫人の場合
欧米言語文化学会第127回例会
2013/12/01

スコットランド女性詩人アン・グラント(Anne Macvicar Grant, 1755-1838)の『様々な主題による詩集(Poems on Various Subjects)』(1803)の同時代における受容の実情を、予約購読出版の経緯とその購読者層の分析と、その定期刊行物での書評の分析を通して探るものである。教区牧師の夫と死別したことによる経済的危機から、彼女は詩集を出版することになったが、ゴードン公爵夫人(Duchess of Gordon)やフリーメーソン等の有力な支援者がついたことによって、2246件もの購読者を得て出版は大成功した。その背後には、作品のハイランド的性格を前面に出す編纂をしたジョージ・トムソン(George Thomson, 1757-1851)の尽力も特筆すべきである。彼はスコットランド民謡集の編纂にも多大な貢献をしている。二つの書評も良好であり、この詩集を契機に、彼女は作家として、また民謡のソングライターとして生きていく。
6 口頭発表(基調)
Charlotte Smith:支援者を通して拡大・増加する読者
欧米言語文化学会第126回例会:ミニ・シンポジウム「拡大する読者と英米文学」
2013/03/03


7 口頭発表(一般)
18世紀末英国の予約購読形式出版詩集とその書評――エリザベス・ハンズの事例研究
欧米言語文化学会124回例会
2011/12/04


8 口頭発表(基調)
予約購読者一覧にみる読者・支援者網の拡大:Helen Maria Williamsの『詩集』(1786年)の事例研究
欧米言語文化学会第123回例会:シンポジウム「拡大する読者ネットワーク:文学嗜好の共有が作り出す19世紀文芸思潮」
2010/12/12


9 口頭発表(一般)
18世紀末女性詩人とその支援者―C.SmithとH.M.Williamsの事例を並列して
イギリス・ロマン派学会第36回全国大会
2010/10/10

 18世紀末は、まだ経済的支援者(patron)を必要とする時代であった。特に、経済力が不十分な女性詩人が作品を世に問う方法は、定期刊行物という場をのぞけば、出版者のリスクが少ない予約購読出版形式であった。その予約者の記録を精査すると、支援者の実態や支援者間の相互関係はもちろんのこと、複数の詩人を支えていた者が存在していたこともわかる。本発表は、若きWordsworthに多大な影響を及ぼしたCharlotte SmithとHelen Maria Williamsらの予約購読詩集の記録を比較分析することによって、Wordsworthが登場する直前の文壇を、裏面から支えていた読者・支援者たちの実態や傾向等を明らかにするものである。
10 口頭発表(一般)
スコットランド女性詩人とその支援者:ジャネット・リトルの事例
日本カレドニア学会2010年度大会
2010/09/18

『スコットランドの乳搾り女ジャネット・リトルの詩集』(The Poetical Works of Janet Little The Scotch Milkmaid)を1792年に予約購読形式で出版した女性農民詩人リトルは、無名であったにもかかわらず大成功をおさめた。その成功の一因は、原始主義の流行をふまえ、農民であることを掲げてバーンズの作風を模したことであるが、予約購読者つまり支援者とそのネットワークが果たした役割も見逃せない。本発表は、リトルの作品の特徴や人間関係等にも言及しながら、予約者一覧の分析を通して読者・支援者の実態とそのネットワークの一端を実証的に明らかにするものである。
11 口頭発表(一般)
Mrs.Grant of Lagganの'Nilecrankie'と'Killiecrankie'の政治性と読者網の国際性
イギリス・ロマン派学会第35回全国大会
2009/10/04

スコットランドの従軍牧師夫人グラント(1755-1838)は、夫の死後に友人の勧めで『様々な主題による詩集』を1803年に予約購読形式で出版し、大成功をおさめた。その功労者の一人は編集者トムソン(George Thomson)で、彼はスコットランド民謡の真価を広めるべく、西欧の一流作曲家に編曲を依頼していた。その一つがハイドンによるもので、上記詩集所収の'Nilecrankie'も、その編曲集用に創作された作品である。本発表は、トムソンと民謡編曲集出版事情をふまえた上で、彼女の詩集の予約者層の国際性を実証的に明らかにするとともに、ナイルの海戦をテーマにしつつ17世紀ジャコバイトの反乱を連想させるように作られたこの作品の政治性について考察するものである。
12 口頭発表(一般)
詩人アン・グラントと19世紀初頭スコットランドの文芸サークル
欧米言語文化学会第117回例会
2009/03/08

19世紀初頭スコットランドの女性詩人アン・グラントが1803年に出版した『様々な主題による詩集(Poems on Various Subjects)』の予約購読者リストの読者層を分析し、当時のスコットランド文芸サークルと編集者の思惑を、具体的な事例によって明らかにしようとするもの。
13 口頭発表(一般)
'La Belle Dame sans Merci'の調べと音楽的文学受容―「読者」としての作曲家Stanford
イギリス・ロマン派学会第33回全国大会
2007/10/14


14 シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)
「読者」の生長とロマン主義時代の文学
イギリス・ロマン派学会第32回全国大会
2006/09/23


15 口頭発表(一般)
下層階級読者からの女性詩人の誕生 アン・イアーズリーと予約購読出版、そして貸本店
イギリス・ロマン派学会第31回全国大会
2005/10/23


16 口頭発表(一般)
18世紀末の読者論
イギリス・ロマン派学会・四季談話会
2002/04


17 口頭発表(一般)
詩人を支えた読者―ロマン派時代の予約購読者
イギリス・ロマン派学会第25回全国大会
1999/09/25


18 口頭発表(一般)
Subscribers in the Age of Romanticism
Wordsworth Internatinal Summer Conference
1998/08


19 口頭発表(一般)
Lyrical Balladsにおける女性とその伴侶
イギリス・ロマン派学会第22回全国大会
1996/10/13


20 口頭発表(一般)
Lyrical Balladsの編纂
イギリス・ロマン派学会全国大会
1994/10