茨城大学
工学部
生体分子機能工学科

顔写真
准教授

熊沢 紀之

クマザワ ノリユキ
KUMAZAWA Noriyuki
  • 1956年生まれ
  • Tel.0294-38-5069

その他の所属・職名

  1. 地域総合研究所

経歴

  1. 和歌山県立医科大学・助手 1980/06/01-1990/03/31

学歴

  1. 和歌山工業高等専門学校 工学部 工業化学 1976/03/20 卒業
  2. 徳島大学 工学部 1979/03/23 卒業
  3. 大阪市立大学 理学研究科 博士前期 1980/05/31 中退

学位

  1. 理学博士 大阪市立大学 1989/03/23

教育・研究活動状況

 生体膜のモデル系であるリポソームを蛍光顕微鏡観察し、様々な薬物のその形状に及ぼす効果と、薬理活性との相関を検討しています。資生堂の傳田博士と共同研究でリポソームを安定化する作用のある薬物ほど肌荒れ抑制効果が高いことが分かってきました。また、2000年からモスクワ大学との共同研究でポリイオンコンプレックスを用いたチェルノブイリの化学処理方法を日本の土壌に適用しました。さらに、その方法を改良しています。
 2011年3月の福島第一原発事故以来、原子力研究開発機構との共同研究を開始し、ポリイオンコンプレックスを用いた放射性物質汚染拡大防止や分子性高分子を用いた土壌固定、構造物表面から汚染物質の簡便な分離方法、などの研究開発も行っています。

研究分野

  1. 生体関連化学
  2. 環境関連化学

研究キーワード

  1.  生体膜モデル系 リポソーム 脂質二分子膜 蛍光顕微鏡観察 ポリイオンコンプレックス、除染、汚染拡大防止、農作業を活用した除染方法の開発

研究テーマ

  1. 生体膜モデル系であるリポソーム形状に及ぼす薬物効果 2002-現在
  2. 放射性物質の汚染拡大防止技術の開発と簡便で安価な除染技術の開発 2011/03-現在

共同・受託研究希望テーマ

  1. 水田の代掻きなどの通常の農作業と濁水処理装置を組み合わせた除染方法 産学連携等、民間を含む他機関等との共同研究を希望 技術相談,受託研究,共同研究 水田の代掻きなどの通常の農作業により生じる泥水に、濁水処理装置を併用すると効率の良い除染を行うことが可能です。除染は一度で完了するものではなく、通常の農作業とリンクさせれば、効率的だと考えています。

競争的資金等の研究課題

  1. 東海村臨界事故を踏まえた福島原発事故後の環境対策とまちづくりに関する総合的研究 科研費 基盤研究(B)一般 文部科学省 科学研究費 2013/04/01-2017/03/31
  2. 高分子捕集材を利用した環境からの放射性物質回収・除去技術等の開発 科研費以外 文部科学省 科学技術戦略推進費 独立行政法人 日本原子力研究開発機構 文部科学省 科学技術戦略推進費 2011/07/01-2011/08/26 福島第一原発事故による放射能汚染除去のため、日本原子力研究開発機構から本研究室で1990年より研究開発してきたポリイオンコンプレックスを用いる方法を活用したいとの申し出があり、委任業務契約を締結した。
  3. 臨界事故10年を経た東海村の防災システムと地域再生の総合的研究 科研費 基盤研究(B)一般 科研費 2009/04/01-2011/03/31

著書

  1. 原子力と地域社会 文眞堂 2009/02/25 978-4-8309-4642-4

論文

  1. 研究論文(学術雑誌) 共著 Interaction between a monosaccharide and phospholipid molecular layer Satoshi Nakata, Takaya Shiota, Noriyuki Kumazawa, Mitsuhiro Denda Colloid and Surfaces A 405/ 1, 14,18 2012/01/15
  2. 研究論文(学術雑誌) 共著 Skin surface electrical potential as an indicator of skin condition: observation of surfactant-induced dry skin and middle-aged skin Eriko Kawai, Noriyuki Kumazawa, Koichiro Ozawa, Mitsuhiro Denda1 Experimental Dermatology Volume 20, Issue 9, pages 757–759, 20/ 9, 757-759 2011/11/15
  3. 研究論文(学術雑誌) 共著 ポリイオンコンプレックスを固定化剤として用いる 土壌表層の放射性セシウムの除去 福島県飯舘村における除染試験の速報 長縄弘親,熊沢紀之,斉藤浩,柳瀬信之,三田村久吉, 永野哲志,鹿嶋薫,福田達也,吉田善行,田中俊一 日本原子力学会和文論文誌,Vol. 10, No. 4, p. 227234 (2011) 10/ 4, 227-234 2011/09/01
  4. (MISC)総説・解説(学術雑誌) 単著 飯舘村の除染現場より:今,化学者は何をすべきか ・放射性物質の汚染除去に向けて 現代化学2011年7月号 No.484 2011/ 7, 34-38 2011/07/15
  5. 研究論文(学術雑誌) 共著 Interactions between Sex Hormones and a 1,2-Di-O-myristoyl-sn-glycero-3-phosphocholine Molecular Layer: Characteristics of the Liposome, Surface Area versus Surface Pressure of the Monolayer, and Microscopic Observation Satoshi Nakata*1, Ayaka Ikeguchi1, Takaya Shiota1, Ryouhei Komori2, Noriyuki Kumazawa2, Moe Tsutsumi3, and Mitsuhiro Denda3 Bull. Chem. Soc. Jpn 84/ 3, 283–289 2011/05/16

研究発表

  1. ポスター発表 高分子剥離剤を用いた構造物からの除染技術 ) 第二回環境放射能除染研究発表会 2013/06/06 ポリビニルアルコールと界面活性剤を主成分とした、剥離剤水溶液を開発し、この溶液を塗布後、乾燥させることにより、コンクリート表面や屋根材防水シートから簡便で安全な除染が可能であることを発表した。

知的財産権

  1. 特許 水溶性又は水分散性高分子を利用した放射性物質含有土壌の固定化溶液及び該固定化溶液を用いた放射性物質除染方法 特願2012-58052  2012/03/15
  2. 特許 水溶性又は水分散性高分子を利用した構造物からの放射性物質除染溶液及び該放射性物質除染溶液を用いた放射性物質除染方法 特願2012-45993 2012/03/02
  3. 特許 放射性セシウム汚染土壌の徐染方法 特願2012-050930 2012/03/07

担当授業科目

  1. 生命科学
  2. 基礎化学
  3. 界面化学
  4. 原子力施設と地域社会

社会貢献活動

  1. 福島県における除染活動 2011/05/19-現在 福島県飯舘村長泥において、民家・水田・農地の徐染活動を行ったのを始めとして、伊達市富安小学校、松陽中学校、伊達市下小国、伊達市上小国、福島市において徐染活動を行い、その後川内村等で継続中である。

所属学協会

  1. 環境放射能除染学会 2012-現在