教育概要 動物科学カリキュラムにおいては、基礎的科目(農学基礎(食料)、畜産学、生物学実験)と専門科目(動物生殖学、家畜人工授精受胎論、動物生殖学実験)を担当している。また、教養科目においては、総合科目(家畜と人間)を担当している。大学院生物生産科学専攻においては動物生産科学専門分野(動物育種遺伝学特論、動物生殖科学特論)の授業を担当している。 研究概要 1)哺乳動物の生殖発生障害と染色体異常との関連性に関する研究:様々な環境変異原が原因となって起きる染色体の均衡型転座(相互転座、ロバートソン型転座、タンデム型転座)を持つ哺乳動物を材料として、生殖腺の配偶子形成能、配偶子の受精能、受精卵・胚の発生能などの生殖発生能力について検討し、均衡型転座染色体の生殖発生機能に及ぼす影響を解明する。 2)野生げっ歯類の染色体異常を指標とした環境汚染のリスク評価に関する研究:不法投棄や土壌汚染による環境汚染の影響は深刻である。このため当研究室では、野生げっ歯類(野ネズミ)の染色体異常を指標とした環境汚染のリスク評価に取り組んでいる。2011年度より放射性物質の汚染地域での調査も開始した。
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