茨城大学
全学教育機構
国際教育部門

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講師

瀬尾 匡輝

セオ マサキ
SEO MASAKI

経歴

  1. コンコーディア・ランゲージ・ビレッジ 森の池 夏季日本語教師 2005-2006
  2. コンコーディア・ランゲージ・ビレッジ 森の池 教務主任 2007-2008
  3. ハワイパシフィック大学 非常勤講師 2008/01/16-2009/01/15
  4. 香港大学専業進修学院 非常勤講師 2009/01/01-2009/08/31
  5. 香港大学専業進修学院 専任講師 2009/09/01-2011/12/31
  6. 香港理工大学 専任講師 2012/01/03-2015/03/30
  7. 茨城大学 講師 2015/04/01-現在

学歴

  1. ハワイパシフィック大学 国際学部 2005/05/15 卒業 アメリカ合衆国
  2. ハワイ大学マノア校 人文学部 宗教学科 2006/08/13 卒業 アメリカ合衆国
  3. ハワイ大学マノア校 第二言語研究学科 修士 2008/12/20 修了 アメリカ合衆国
  4. 上智大学 外国語学研究科 言語学専攻 博士 2014/03/31 単位取得満期退学

学位

  1. 学士(第二言語としての英語教授法) ハワイパシフィック大学 2005/05/15
  2. 副学士(社会科学) ハワイパシフィック大学 2005/05/15
  3. 学士(宗教学) ハワイ大学マノア校 2006/08/13
  4. 修士(第二言語研究) ハワイ大学マノア校 2008/12/20

研究分野

  1. 日本語教育
  2. 外国語教育
  3. 教育社会学

研究キーワード

  1. 外国語/第二言語としての日本語教育(JSL/JFL)、批判的応用言語学、第二言語習得研究のJSL/JFLへの応用(e.g. タスク中心教授法、内容中心教授法)、グローバリゼーションと言語教育、実践研究、質的研究、批判的教育

競争的資金等の研究課題

  1. 言語学習の「商品化」と「消費」の包括的な理解を目指した調査研究 科研費 平成29年度 若手研究(B) 2017/04/01-2020/03/31 新自由主義的競争原理が広がる現代社会において、各日本語教育機関は学習者を獲得するために、日本語学習の「商品化」を試みている。そして、学習者は多様な興味や関心に合わせて商品化された日本語学習を「消費」している。言語教育分野におけるこれまでの研究では、商品化と消費を否定的に捉える傾向があった。だが、商品化と消費は学習者と教師双方に利益をもたらす可能性もある。そこで、本研究では香港とベトナムの日本語教育現場でどのように言語学習が商品化・消費されているのかを探り、商品化と消費が持つ否定的な面をどう克服し、可能性を最大限に引き出せるかという課題に取り組む。そして、これまで議論が避けられがちだった教育と経済的行為を結びつけ、商品化と消費の利点を活かした新たな言語教育の可能性と指針を提供する。そして、これまで議論が避けられがちだった教育と経済的行為を結びつけ、商品化と消費の利点を生かした新たな言語教育の方向性と指針を提供する。

著書

  1. 言語教育の「商品化」と「消費」を考えるシンポジウム 報告集 言語教育の「商品化」と「消費」を 考えるシンポジウム運営委員会(委員長―瀬尾匡輝) 2016
  2. 英語教育と文化・人種・ジェンダー (久保田竜子著作選2) 久保田竜子 くろしお出版 2015/08/28
  3. グローバル化社会と言語教育 ―クリティカルな視点から (久保田竜子著作選1) 久保田 竜子 くろしお出版 2015/08/28
  4. In-service language teachers' development: From the perspective of localization. In E. Espindola & A. K. Kashyap (eds.) Free Linguistics Masaki Seo 2014 978-962-367-779-0 This study investigates the development of Japanese language teachers in Hong Kong from the perspective of localization. This perspective refers to replacement of politics, methods, and teaching materials that are influenced from the target language culture with ones that are more appropriate for local context, has been widely recognized in the field of English language education. By examining two in-service non-native Japanese language teachers who took a teacher education course at a master’s degree program in Hong Kong through action research, this paper discusses how they actually adapt or adopt theories and/or research findings they studied in the course into their own language classroom. The overall findings show that although these participants had already tried to localize teaching materials for their students prior to taking the teacher education course, they had difficulties of doing it with their limited theoretical knowledge. However, with new ideas gained from the course, they could contextualize innovative ideas into their own language classroom. Thus, both local knowledge and innovative ideas are necessary for promoting better teaching practice in the context investigated. From the findings, this paper discusses the importance of glocalization so that teachers can adapt innovative ideas for their own localized context.
  5. 「インフォーマル・ラーニング下における日本語学習―独学で日本語能力試験1級に合格した学習者達を事例として」 第9回国際日本語教育・日本研究シンポジウム大会論文集編集会(編)『日本語教育と日本研究における双方向性アプローチの実践と可能性』 瀬尾匡輝・山口悠希子 ココ出版 2014/11/20 978-4-904595-52-7 本稿は、香港で日本語を独学する学習者2名のライフストーリーから、彼・彼女らがどのように日本語を学習し、経験しているのかについてインフォーマル・ラーニング(e.g. Foley 1999)の視点から考察する。調査の結果、調査協力者らはインフォーマル・ラーニング下で勉強したことで“一般的”な日本語教育を受けていないがために、就職や進学などで不利益を被っていると感じていることがわかった。今後は、様々な学習背景を持つ学習者にどのように対応していけるのか、教育機関に留まらず広く社会を含めた視点での議論が必要だろう。

論文

  1. 研究論文(学術雑誌) 共著 現地で出版された教科書がなぜ使われないのか―教材分析と現地の日本語教師へのインタビューを通した一考察― 瀬尾匡輝・青山玲二郎・米本和弘 日本学刊 19, 121-135 2016  近年、言語教育の分野では、各国・各地域の特性や独自の価値観、社会的文脈を重視し、現地の実践者によってボトムアップ的に実践や理論を生み出していく「地域化(Localization)」の重要性が叫ばれている。本稿では、香港で出版された 4 冊の教科書の質的分析と教師 2 名へのインタビュー調査から、香港における日本語教育の地域化の現状を考察する。
  2. 研究論文(大学,研究機関紀要) 共著 オンラインでのつながりがもたらす教師たちの変容―『つながろうねっト』の4年間の活動をふりかえって 瀬尾匡輝・ 有森丈太郎・鬼頭夕佳・佐野香織・瀬尾悠希子・橋本拓郎・米本和弘 茨城大学留学生センター紀要 14, 77-92 2016/02  本稿では、インターネットを介して日常的に交流している『つながろうねっト』に参加する世界各地の教師が互いにどのような関係性を築いたか、そして教師としてのあり方がどのように変化したかを、実践のふりかえりとメンバーが書いた自分史を分析した結果から考察した。
  3. 研究論文(学術雑誌) 共著 日本語教師はどのように教育の商品化を経験しているのか 瀬尾匡輝・瀬尾悠希子・米本和弘 言語文化教育研究 13, 83-96 2015/12/30 2188-9600  近年,各教育機関が日本語・日本語学習の魅力を高め「商品化」に努めたり,学習が商品として「消費」される傾向が強まっている。本稿では,日本語教育の商品化が顕著な香港の語学学校で働く池田さん(仮名)の意識を中心に,教師がどのように教育の商品化を経験しているのかを探った。非常勤講師である池田さんは,自分の雇用を守るために,学習者の満足度を重視し,商品化を試みる教育機関の方針に従わざるを得ず,目指したい教育実践・学習者が求めるもの・教育機関の方針の間で葛藤を抱いていた。そして,学習者の満足度を高めることが最優先され,学習者の表面的/一時的な興味・関心に偏った教育実践が生み出される構造が教育の商品化にはあることが浮き彫りとなった。今後は,商品化の利点と弊害について教師の視点も含めて議論を深め,どのように日本語教育の商品化と消費に対峙していくかを考えなければならない。
  4. (MISC)総説・解説(学術雑誌) 単著 書評:香港における実践研究共同体の形成を目指して―細川英雄・三代純平(編)『実践研究は何をめざすか―日本語教育における実践研究の意味と可能性』 瀬尾匡輝 日本学刊 18, 220-224 2015/07 本書はそのタイトルが示すように、実践研究とは何なのか、そして実践研究は何を目指すのかという問いに真摯に向き合っている。私は、読者に語りかけるような調子で書かれた各論考に引き込まれ、「なるほど」と赤ペンで下線を引いたり、コメントを書きこんだり、「そうだ!そうだ!」とエールを送りながら読み進め、気が付けばこの本を1日で読み終わってしまうほど引き込まれていた。私は、この『日本學刊』の読者にも本書をぜひおすすめしたく、書評を書くことにした。
  5. 研究論文(学術雑誌) 単著 日本語教育の地域化―社会科学と英語教育における地域化の議論を手がかりに 瀬尾匡輝 日本学刊 16, 104-113 2013 近年英語教育の分野では、伝統的、標準的、もしくは一部の影響力のある国や地域で優勢な考えが“正しい”とされてきた事実が批判的に顧みられ、欧米の方針や教授法、教材を各国、各地域に適した方法に変えて実践する「地域化」の重要性が議論されるようになり(e.g. Canagarajah, 2005; Kumaravadivelu, 2006)、日本語教育でも徐々にその必要性は認識されつつある(佐久間,2006)。本稿では、社会科学の地域化の議論を手がかりに、英語教育における地域化を概観し、日本語教育への可能性について述べる。

研究発表

  1. 口頭発表(一般) 「文法を重視する」という教師の日本語教育の考え方はどのように作り出されているのか―言語教育のローカル化の視点から― 異文化間教育学会第38回大会 2017/06/17 近年言語教育において、研究者・実践者・母語話者・非母語話者などの立場の違いを乗り越え、教育が営まれる現地や現場の視点を重視して実践を構築する「ローカル化」の重要性が叫ばれている(cf. Canagarajah, 2005)。これは、現地・現場に根ざす実践者や非母語話者が、社会的権力者である研究者や母語話者が推進する教授法をただ受容するだけの存在となっている植民地主義的イデオロギーを内包した言語教育への批判を背景に、特に英語教育において議論されるようになった。その議論では、ローカルの学習者や教師達の経験及び知識に立脚した「ローカルナレッジ」の重要性が説かれており、実践者である現場の教師達がボトムアップ的に実践や理論を構築していくことが目指されている。本発表では、香港で働く一人の日本語母語話者教師Aさんに焦点をあて、彼女が香港というローカルに合わせてどのように考えや実践を再構築しているのかを探った結果を報告する。
  2. 口頭発表(一般) 英語によるコンテント授業で受講生達は何を学んだのか―留学生と日本人学生がともに学ぶ授業実践― 日本国際理解教育学会第27回研究大会 2017/06/03 本発表では、発表者が2016年度に担当した教養科目「Studies in Contemporary Japan」をふりかえり、受講生達がこの授業を通して何を学んだのかについて議論する。
  3. シンポジウム・ワークショップ パネル(公募) 言語教育の「商品化」と「消費」を考える-2016 年 7 月シンポジウムへ向けて- 言語文化教育研究学会 第2回年次大会 2016/03/13 本企画は、2016年7月に、言語文化教育研究学会、香港大学 School of Modern Languages and Cultures 日本研究学科日本語プログラム、つながろうねっトの3団体により共催される「言語教育の「商品化」と「消費」を考えるシンポジウム」へ向けて、参加者と問題意識を共有し、参加者同士の意見交換および理解を深める場とする。さらに、本企画は参加型のシンポジウムの実現を目指す活動でもある。シンポジウムで扱う「商品化」と「消費」は、特に教育分野においては、否定的に見られがちである。しかし、本企画で問題意識を共有し、意見交換することで、そのような固定的な見方を乗り越え、様々な立場、視点からの議論をシンポジウムにおいて行うことが可能になると考えている。この点で、本企画はシンポジウム実施にあたり、重要な役割を担っていると言える。
  4. 口頭発表(一般) 現地の「日本語教育」はいかに作り出されるか―地域化における現地の権力性に注目して― 日本教育社会学会 第67回大会 2015/09/09 近年、研究者・実践者・母語話者・非母語話者などの立場の違いを乗り越え、教育が営まれる現地や現場の視点を重視して実践を構築する「地域化」の重要性が叫ばれている(cf Canagarajah 2005)。この地域化の議論は、現地・現場に根ざす実践者や非母語話者が、社会的権力者である研究者や母語話者が推進する教授法をただ受容するだけの存在となっている植民地主義的イデオロギーを内包した言語教育への批判の高まりを背景としている。だが、地域化に関するこれまでの議論は、グローバル(西洋的知識)対ローカル(現地の知識)という過度な単純化がなされているがゆえに、現地の知識を偏重し、国家主義的思考(梶田 1997)に陥る危険性もある。現在、教師達は転職による物理的な移動だけではなく、学習者や現地の政策、教育機関の方針が変わることによって異なる立場の実践に遭遇したり、様々な情報技術を用いて多様な立場の実践に触れたりする「移動の時代」を生きている(飯野 2011)。このような現状において、現地を一面的に捉えて地域化の議論を進めるのではなく、現地内の多様性・複雑性にも目を向ける必要があるだろう。そこで、本発表では、香港で働く日本語母語・非母語話者教師6名へのインタビューと授業観察を分析した結果をもとに、現地内の多様性や複雑性との関連から日本語教育の地域化を考察する。
  5. その他 日本語学習・日本語教育の商品化と消費という視点から教室・学習者・教師を問い直す 言語文化教育研究学会 第1回年次大会 2015/03/21 URL 近年、各教育機関が日本語・日本語学習の魅力を高め「商品化」に努めたり、学習者が商品とし て「消費」する傾向が強まっている。このような日本語学習・教育の商品化と消費は、学習者の声 が教育内容に反映されやすくなり(Kelly & Jones, 2004)、学習者を主体とした新しい形の学びの 場や方法、価値観が創出される可能性を秘めている。だが、一方で競争の激化、格差の拡大、職場 環境の悪化(佐々木, 2009)や人種にまつわるイメージの再生産、文化の本質化への加担(Kubota, 2011)、留学に対する幻想の強化や性的側面が強調された教材の増加(Piller et al., 2010)などの問 題も孕んでいることが様々な教育現場や他言語の学習において指摘されている。そこで本フォーラ ムでは、日本語学習・教育の商品化と消費という視点から年次大会のテーマである学習者・教師・ 教育機関の関係やそれぞれの役割について問い直す。

担当授業科目

  1. Japanese Pop Culture
  2. Studies in Contemporary Japan
  3. 日本語教授法I
  4. 日本語教授法演習
  5. 日本語研修コースレベル4

社会貢献活動

  1. 阿見町国際交流協会 2015/05-現在 ホームステイ委員会委員

所属学協会

  1. 国立大学留学生指導研究協議会 2015-現在
  2. 開発教育協会 2015-現在
  3. 国際理解教育学会 2015-現在
  4. 異文化間教育学会 2015-現在
  5. 日本質的心理学会 2015-現在

委員歴

  1. 言語文化教育研究学会 研究集会実行委員長 2016-現在
  2. 言語文化教育研究学会 事務局長補佐 2015-現在
  3. 言語文化教育研究学会 研究集会実行委員 2014-現在
  4. 言語文化教育研究学会 理事 2014-現在
  5. 香港日本語教育研究会 副会長 2013-2015

学外教育

  1. その他 小林ミナ研究室主催ゲストセッション「生涯学習・余暇活動・消費という視点から日本語学習を考える」 2016
  2. その他 日本研究「日本のポップカルチャー」 2016