茨城大学
農学部
食生命科学科

顔写真
准教授

西澤 智康

ニシザワ トモヤス
NISHIZAWA Tomoyasu
  • 1971年生まれ

経歴

  1. Department of Microbiology, Medical School, University of Minnesota Postdoctoral Research Associate 2001-2003
  2. Department of Medicinal Chemistry, College of Pharmacy, University of Michigan Research Fellow 2003-2005
  3. Life Sciences Institute, University of Michigan Research Fellow 2004-2005
  4. 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構食品総合研究所(旧 独立行政法人食品総合研究所) 農研機構特別研究員 2005-2007
  5. 茨城大学 産学官連携研究員 2007-2010
  6. 東京大学大学院農学生命科学研究科 特任研究員 2010/04-2010/06
  7. 東京大学大学院農学生命科学研究科 特任助教 2010/07-2013/03
  8. 東京大学大学院農学生命科学研究科 特任准教授 2013/04-2013/08
  9. 茨城大学農学部 准教授 2013/09-現在
  10. 東京農工大学大学院連合農学研究科 兼職 准教授 2014/04-現在

学歴

  1. 東京農工大学 連合農学研究科 生物工学専攻 博士 2001/03 修了
  2. 茨城大学 農学研究科 資源生物科学専攻 修士 1998/03 修了
  3. 茨城大学 農学部 資源生物科学科 1996/03 卒業

学位

  1. 博士(農学) 東京農工大学 2001/03

教育・研究活動状況

 地球の生物圏(地表圏/地圏)では,環境と生物の相互作用によって水,炭素,窒素など生物の生命維持と活動に重要な物質(元素)が循環しています.人間の活動は地球規模での生態系の物質循環に影響を与え,環境問題を引き起こすこともあります.例えば,近代農業では食糧生産性を向上させるために多量の窒素肥料を利用しています.多量の窒素肥料を施用することにより農耕地土壌から温室効果ガスの一つである一酸化二窒素ガスが発生します.さらに,土壌に残った窒素が硝酸に変化して流出し、地下水などを汚染します.硝化と脱窒の過程で一酸化二窒素が生成しますが,いずれも微生物反応に因ります.
 土壌(土壌団粒)に生息する微生物(細菌、古細菌、菌類)は,土壌中の物質循環や環境調整の担い手であり,植物への栄養供給などにも深く関わっています.土壌微生物(群集)の活動が,植物の生育・成長と土壌生態系機能を結びつけています.環境保全・食糧生産・土壌生成に関わる微生物の分子生態学的研究に主として取り組み,土壌や微生物に潜在する機能の解明に向けた研究を行っています.

研究分野

  1. 植物栄養学・土壌学
  2. 応用微生物学
  3. 生態・環境
  4. 環境影響評価・環境政策

研究キーワード

  1. 分子遺伝学 地圏生態化学 環境微生物 非リボソーム型ペプチド合成酵素(NRPS) ポリケタイド合成酵素(PKS) バイオスティミュレーション バイオオーグメンテーション 遺伝子情報解析 微生物間相互作用

研究テーマ

  1. シアノバクテリアにおける生理活性物質の合成機構の解析および新規な生理活性物質の酵素化学的創製に関する研究 2001-現在
  2. 環境保全型畑地土壌における微生物群集・動態の分子生態学的研究 2007-現在
  3. 霞ヶ浦および農業用貯水池におけるアオコ発生機構に関する研究 2008-現在
  4. 土壌微生物による植物栄養供給に関する研究 2011-現在
  5. NRPSおよびPKS遺伝子を指標にした分子生態学的研究 2014-現在
  6. 有機質肥料を施用した土壌における薬剤耐性菌の分子生態学的研究 2014-現在
  7. 文化財表面に着生する微生物の制御に関する研究 2015-現在

著書

  1. 実践土壌学シリーズ3 土壌生化学 境 雅夫・西澤智康 第5章 窒素循環 朝倉書店 2019/02/05 978-4-254-43573-3
  2. 実践土壌学シリーズ1 土壌微生物学 西澤智康 コラム1 次世代シーケンサーを用いた土壌微生物研究 朝倉書店 2018/08/10 987-4-254-43571-9
  3. 土のひみつ 食料・環境・生命 西澤智康 第6章: 6-3 ゲノム解読からみえてくる土壌生物の姿 朝倉書店 2015/09/10 987-4-254-40023-6
  4. 難培養微生物研究の最前線Ⅲ―微生物の生き様に迫り課題解決へ― 太田寛行,佐藤嘉則,西澤智康 第13章 糸状菌の細胞に内生する細菌 シーエムシー出版 2015/08/07 978-4-7813-1081-7
  5. 土壌微生物実験法 第3版(日本土壌微生物学会編) 西澤智康 第13章: 13-3 T-RFLP法 養賢堂 2013/06/20 978-4-8425-0516-9

論文

  1. 研究論文(学術雑誌) 共著 Comparative analysis of the genetic basis of branched nonylphenol degradation by Sphingobium amiense DSM 16289T and Sphingobium cloacae JCM 10874T Ootsuka, M., T. Nishizawa, M. Hasegawa, Y. Kurusu, H. Ohta Microbes Environ. JSME, JSSM 33, 450-454 2018/12 DOI:10.1264/jsme2.ME18077
  2. 研究論文(学術雑誌) 共著 Prevalence and intra-family phylogenetic divergence of Burkholderiaceae-related endobacteria associated with species of Mortierella Takashima, Y., K. Seto, Y. Degawa, Y. Guo, T. Nishizawa, H. Ohta, K. Narisawa Microbes Environ. JSME, JSSM 33, 417-427 2018/12 DOI:10.1264/jsme2.ME18081
  3. 研究論文(その他学術会議資料等) 単著 植物-土壌脱窒細菌間相互作用を担う新奇シグナル物質の同定 西澤智康 平成29年度 助成研究報告書 公益財団法人 タカノ農芸化学研究助成財団 24, 37-44 2018/12
  4. 研究論文(学術雑誌) 共著 Presence of both Cu-type (NirK) and cd1-type (NirS) nitrite reductase genes in a denitrifying bacterium Bradyrhizobium nitroreducens sp. nov. Jeonghwan J., N. Ashida, A. Kai, K. Isobe, T. Nishizawa, S. Otuka, A. Yokota, K. Senoo, S. Ishii Microbes Environ. JSME, JSSM 33, 326-331 2018/10 DOI:10.1264/jsme2.ME18039
  5. 研究論文(学術雑誌) 共著 Complete genome sequence of a microcystin-degrading bacterium Sphingosinicella microcystinivorans strain B-9 Jin, H., T. Nishizawa, Y. Guo, A. Nishizawa, H.-D. Park, H. Kato, K. Tsuji, K.-I. Harada Microbiol. Resour. Announc. Am Soc Microbiol 7, e00898-18 2018/09 DOI:10.1128/MRA.00898-18

研究発表

  1. ポスター発表 ブタノール生成Clostridium属細菌の比較ゲノム解析 第13回日本ゲノム微生物学会年会(東京、首都大学東京) 2019/03
  2. ポスター発表 平成27年9月関東・東北豪雨の影響を受けた土壌の無機元素組成および細菌群集構造解析 第17回世界湖沼会議(いばらき霞ヶ浦2018)分科会(つくば国際会議場) 2018/10
  3. ポスター発表 低窒素施用水田土壌での脱窒細菌接種によるイネ生育促進効果:イネ栽培調査と根域土壌細菌叢解析 第17回世界湖沼会議(いばらき霞ヶ浦2018)分科会(つくば国際会議場) 2018/10
  4. 口頭発表(一般) 霞ヶ浦周辺環境における薬剤耐性菌の分布 第17回世界湖沼会議(いばらき霞ヶ浦2018)分科会(つくば国際会議場) 2018/10
  5. ポスター発表 Comparative genomic insights into the degradation of endocrine disrupting nonylphenols by the two Sphingobium strains ISME17 (Leipzig, Germany) 2018/08

担当授業科目

  1. 基礎土壌学
  2. 科学リテラシー
  3. Advanced Microbial Ecology
  4. 農学入門Ⅰ
  5. 植物栄養・肥料学

所属学協会

  1. アメリカ微生物学会 2014-現在
  2. 日本ゲノム微生物学会 2009-現在
  3. 日本土壌肥料学会 2009-現在
  4. 日本土壌微生物学会 2008-現在
  5. 日本微生物生態学会 2005-現在

委員歴

  1. 日本土壌微生物学会 総務幹事 2018/01-現在
  2. 日本微生物生態学会 評議員 2017/01-現在
  3. 日本微生物生態学会 庶務幹事 2015/01-2016/12
  4. 日本土壌肥料学会 欧文誌編集委員 2014/10-2018/09
  5. 日本土壌肥料学会 関東支部幹事 2014/04-現在