茨城大学
人文社会科学部
現代社会学科

教授

村上 信夫

ムラカミ ノブオ
MURAKAMI Nobuo
  • 1958年生まれ

経歴

  1. 放送作家 1989/04/01-2012/03/31

学歴

  1. 日本大学 法学部 1981/03/31 卒業
  2. 立教大学大学院 社会デザイン研究科 危機管理学専攻 修士 2010/03/31 修了
  3. 立教大学大学院 社会学研究科 博士後期 2012/03/31 中退

学位

  1. 社会デザイン学修士 立教大学 2008/03/31

教育・研究活動状況

*2016年、参院選の「選挙報道」観察を茨城大学1年生90人と行い、選挙報道に関する指摘を行い、テレビ、新聞でも発表を行った。
*2015年から、オーラルヒストリーによるメディア史発掘を進め、「ワイドショー誕生」の論文を、2016年、発表した。
*中国の代表的報道スタイルである「典型報道」について研究、共同論文を、2015年、発表した。
(ゼミ活動)
*茨城大、立教大、法政大、大正大のメディア系ゼミが一同に介し、一年間の研究の成果を競う「合同ゼミ年間研究発表会」を2012年から開催している。
(教育実績)
*「映像制作論」の実習として、ユニセフ主催「ワンミニッツコンテスト」(1分間の公共CM)に応募。2012年第1回入賞 作品名「Earth」(山田香織他)、2013年第2回入賞 作品名「BIRTHDAY RIGHT すべての子供たちに 5 歳の誕生日を」(新井リカ他)、2014年第3回入賞 作品名「12・5」(大山紗登美他)、2015年第4回最優秀賞 作品名「From Children, Dear ---」(磯貝麻菜 他)、入賞 作品名「hands」(木幡紗綾子 他)、2016年第5回入賞 作品名「Hands」(チャンハーヴァン 他)と実績をあげている。

研究分野

  1. 社会学
  2. その他

研究キーワード

  1. メディア論 ジャーナリズム論 経済報道 不祥事報道 政治とメディア スポーツとメディア メディアリテラシー リスク論 危機管理 映像制作論 映像表現論 映画論 メディア史 日本映画史 日本語表現論 広報論 中国メディア史

研究テーマ

  1. 『報道における不祥事概念の使用と拡大プロセス』 報道における「不祥事」という用語の使用は、1991年、突然、その前年の数百倍に増加する。当時、起こった証券不祥事において違法でない不正を報道するため、不祥事という用語を当てたのである。以後、雪印集団食中毒、食肉偽装、食品不祥事など、社会問題化する"不祥事”が起こる度に不祥事概念は広がってきた。不祥事概念の使用と拡大による報道の変化について考察する。
  2. 『テレビ放送におけるナレーション速度の変化と視聴者の受容研究』 テレビ放送において、5秒間のナレーション字数は 20年前の1.5倍ほどなっている。つまり早口になっているのだ。しかし、元の速度に戻すと視聴者はスカスカ感を覚えるという。ナレーション速度の変化はどのようにして起こり、受容する視聴者側にどんな変化が起こっているのか調査、考察する。
  3. 『報道における物語化とその受容』 近年、テレビのストレートニュース1本当たりの分数が増えている。内容分析を行うと、かつて5W1Hのニュースから語りとしてのニュースに変容しているためと思われる。新聞においても同様であり、1件当たりの文字数、報道回数が増加している。その分の情報は物語として報じられるプライベートなエピソードだったりする。報道の物語化が起こる理由とそれを喜んで受容する視聴者、読者のあり方、変化を調査、考察する。

著書

  1. 会社をつぶす経営者の一言 失言考現学 村上信夫 中央公論新社 2010/06/10 978-4-12-150351-0 企業不祥事の拡大について、「お詫び記者会見」に焦点をあて、対応のまずさがいかに事態を悪化させるか、分析した。
  2. 子供の安全はこうして守る 清永賢二 村上信夫 宮田美恵子 グラフ社 2008 978-4766209877
  3. 企業不祥事が止まらない理由 村上信夫 / 吉崎誠二 芙蓉書房 2008/10/30 978-4-8295--0433-8 不祥事とは何か。豊富な事例を基に、不祥事発生と拡大ののメカニズムを解明した。
  4. 犯罪心理学者花見小路珠緒の不思議事件ファイル 村上信夫 グラフ社 2007/06/06 小説。ラジオドラマ『ウェルカム!アナザー・ワールド』(JFN系)の原作。

論文

  1. 研究論文(大学,研究機関紀要) 共著 草創期のテレビ ワイドショー誕生 村上信夫 他 茨城大学人文学部紀要『人文コミュニケーション学科論集』第21号 茨城大学人文学部 21, 21-85 2016/09/21
  2. (MISC)総説・解説(大学・研究所紀要) 共著 「典型報道」からみる中国の報道スタイル 村上信夫 李珏 茨城大学人文学部紀要『人文コミュニケーション学科論集』第18号 18, 111-137 2015/03 本稿は、中国における報道スタイルの「典型報道」についての考察である。「典型報道」は中国独特のメディ用語で、かつて日本でも行われた軍国美談的な報道スタイルである。中国語の「典型」には、日本語の「典型」つまり英語のtypeの意味もあるが、それよりも quintessence真髄や鑑、模範という意味が強い。英雄的な行動をとった人物にフューチャーし、手本とすべきと集中的に報道するものである。日中戦争の最中から中国共産党のプロパガンダ手法として採用され、報道による世論形成に大きな影響を与えていた。しかし、これまで日本において「典型報道」に関する研究はほとんどなかった。本稿は「典型報道」とは何か、「典型報道」の変遷及び「典型報道」の果たした役割などを明らかにし、今後の「典型報道」に関する研究の緒とするものである。
  3. (MISC)総説・解説(大学・研究所紀要) 共著 スポーツにおける不祥事報道に関する一考察 ~ 高校野球の不祥事報道をてがかりにして ~ 村上信夫 矢口彩香 茨城大学人文学部紀要『人文コミュニケーション学科論集』第15号 第15, 119-144 2013/09/01 本稿は高校野球の不祥事の報道に対する考察である。高校野球は国民的行事と言われるだけに、不祥事が起こると社会的影響も大きく、その報道は過熱する傾向にある。それは他の高校スポーツで殆ど見られない。なぜ、高校野球だけが特別なのか。これまで不祥事報道の研究は企業不祥事が主で、スポーツの分野においては殆どない。高校野球という一部に焦点を当てたものであるが、スポーツの不祥事が社会問題となるようになった現在、本稿はスポーツにおける不祥事報道を考える試みに位置づけられる。
  4. (MISC)その他記事 単著 私の郷土紙批評『違和感のある言葉』 村上信夫 茨城新聞 2013年8月24日付 2013/08/24 ねじれ国会、日米同盟、汚染水漏れ、ある価値観を含んだ言葉を、メディアは不用意に使ってはいないか。その言葉を報道が繰り返す度に世論は同じ方向へ向けられる。メディアも、国民も言葉磨きが必要という提言。
  5. (MISC)その他記事 単著 私の郷土紙批評『戦略乗らない主観が必要』 村上信夫 茨城新聞 2013年7月27日付 2013/07/27 参院選、自民圧勝を受け、報道はこれまでの中立公正、客観報道だけでいいのか。主観を磨いて、大多数の意見に潜む危険性を指摘する気概が必要ではないかという提言。

研究発表

  1. 口頭発表(一般) 報道における不祥事概念の構築に関する一考察 第6回日本広報学会オピニオンショーケース 2011/02/20 不祥事報道の拡大にあたっては、報道を通じて不祥事という言葉の概念にさらに別の意味が付加され、それによって不祥事報道は拡大することを突き止めた。
  2. 口頭発表(一般) 不祥事報道拡大のパターン研究 ― 150事例分析と歴史的考察から ― 第15回日本広報学会研究発表大会 2009/11/21 企業不祥事の報道を、150の事例から5つのパターンに分け、報道の拡大にあたっては、報道対応が大きく関わること、新たな情報の提供時期によることを明らかにした。

芸術活動、建築作品等

  1. 芸術活動 テレビ番組(構成)『新にほん風景遺産 憧れの田舎 昭和の町 豊後高田 海・花 そして人情」 2017/05/23-現在 常に「暮らしたい町」の上位にランクされる大分県豊後高田市。昭和の街並みなどで知られるが、暮らしたい町は、人々の努力が作り上げたもの。元から暮らす人、移住し店を持つという夢をかなえた人、そしてイタリアからの移住者の3家族を中心に、暮らしたい町の風景を描く紀行ドキュメンタリー作品。
  2. 芸術活動 テレビ番組(構成)『新にほん風景遺産 世界が認めた奇跡の自然 八王子・高尾山 ~落城伝説と信仰の山を歩く~ 』 2017/05/09-現在 ミシュランガイドで3星評価を受けてから海外からの観光客が急増、年間300万人の人が訪れる高尾山。古くから信仰、修験の山であった。地元、八王子の人々は、この山に特別な思いを抱く。また高尾山の森は、薬王院の聖域として手つかずのまま守られてきた。高尾山は暖帯系の常緑広葉樹林と温帯系の落葉広葉樹林の境目にあたり 植物の種類が1600種と多く、鳥、動物、昆虫など、生物5000種が生息するといわれる。信仰と自然の山 高尾山の四季を描く紀行ドキュメンタリー作品。
  3. 芸術活動 テレビ番組(構成)『熊本地震から1年 熊本城~南阿蘇 あの風景 暮らしは今・・・』 2017/03/26-現在 熊本地震から1年。熊本城、阿蘇神社、その門前町、益城町などを、地元 熊本朝日とBS朝日の共同制作で 一年追いかけたドキュメンタリー作品
  4. 芸術活動 共同 テレビ番組(構成)『新にほん風景遺産 みちのくの小京都 秋田・角館 六郷 ~400年の伝統!小正月を彩る火振りかまくらを旅する ~』 2017/03/22-現在 秋田県では全国でも珍しく18もの小正月行事が行われる。県南部は特に盛んで、10行事が行われ、その行事全体を「カマクラ」と呼ぶ。その中でも盛んな「角館の火振りカマクラ(仙北市)」、「カマクラ」発祥の地といわれる「六郷のカマクラ(美郷町)」(昭和57年国の重要無形民俗文化財に指定)の2つの祭りとそれを守る人々の姿を伝える紀行ドキュメンタリー。
  5. 芸術活動 テレビ番組(構成)『新にほん風景遺産 800年の伝統!青森・八戸の小正月 ~春を呼ぶ優雅な舞 えんぶり~』 2017/03/21-現在 青森県の南東部に位置し、南部地方の中心として古くから栄えてきた八戸市。太平洋に面し全国有数の水揚げ量を誇り、また東北有数の工業都市でもある。しかし、初夏、ヤマセと呼ばれる冷たい海風が吹き、雨や霧で肌寒い日が続くため冷害に苦しみ、多くの犠牲者を出してきた。「八戸えんぶり」は、八戸に春を呼ぶ郷土芸能といわれ、毎年2月17日から20日まで行われる。その年の豊作を祈願する祭りであり、昭和54年、国の重要無形民俗文化財に指定された。えんぶりに参加する「八太郎えんぶり組」に密着し、祭りにかける八戸の人々の思いを紹介する。

担当授業科目

  1. 広報論
  2. メディアと社会
  3. 映像制作論
  4. メディア文化論
  5. メディアリテラシー論

社会貢献活動

  1. 行方市メディアクリエーター講座「企画書・台本の書き方講座」(講師) 2016/10/01-2017/03/03 行方市がスタートさせたエリアテレビ「行方テレビ」に参加する市民クリエーターの育成。企画発想から台本の書き方までを指導、
  2. 水戸地方裁判所委員 2015/11/01-2017/10/31 地方裁判所委員会は地方裁判所の運営について,地方裁判所の諮問に応ずるとともに,地方裁判所に対して意見を述べる
  3. 茨城県県南生涯学習センター 県民大学「考える力と発想力が身につく文章術」(基礎)講師 2015/10/07-2016/03/02 「書くことは考えること」。頭の中でモヤモヤしていることを文章にし紙に落とし込むと,頭が整理される。頭だけで考えているよりも,さらに深く思考できる。書く力とともにその基礎となる発想力を養成する講座。
  4. 総務省「周辺産業との連携・地域活性化を目的とした放送コンテンツの海外展開に関するモデル事業」事業企画募集評価委員 2014/09/01-2014/10/31 「周辺産業との連携・地域活性化を目的とした放送コンテンツの海外展開に関するモデル事業」企画の評価
  5. 第74回国民体育大会茨城県準備委員会マスコットキャラクター等選定部会部会長 2013/12/01-現在 第74回国民体育大会におけるマスコットキャラクターの選定、愛称・スローガンの規定書体に関する協議・検討行う有識者5人による部会。

所属学協会

  1. 日本出版学会 2015/08/01-現在
  2. 日本マス・コミュニケーション学会 2009/06/01-現在
  3. 日本広報学会 2006/08/01-現在

委員歴

  1. 日本広報学会 学会賞選定委員 2013/04/01-2015/03/31