茨城大学
広域水圏環境科学教育研究センター

准教授

加納 光樹

カノウ コウキ
KANOU Kouki

経歴

  1. 財団法人自然環境研究センター 2004/04-2008/03

学歴

  1. 東京水産大学 水産学部 資源育成学科 1998/03 卒業
  2. 東京水産大学大学院 水産学研究科 資源育成学専攻 博士前期 2000/03 修了
  3. 東京大学大学院 農学生命科学研究科 農学国際専攻 博士後期 2003/03 修了

学位

  1. 修士(水産学) 東京水産大学
  2. 博士(農学) 東京大学

教育・研究活動状況

生物多様性の保全や漁業資源の持続的利用を主目的として、1)内湾や河口汽水域における魚類の初期生活史研究や、2)干潟域における魚類群集構造の形成機構に関する研究を行っています。3)陸水域において在来生物群集に大きな影響を及ぼしうる外来種については、その生物学的特徴や影響を調査しながら、効果的な対策手法を検討しています。

研究分野

  1. 魚類学
  2. 保全生物学
  3. 水産学
  4. 環境影響評価・環境政策

研究キーワード

  1. 水生生物 水産有用種 絶滅危惧種 生物多様性保全 外来種問題 

研究テーマ

  1. 内湾や河口汽水域における魚類の初期生活史研究 水産有用種や絶滅危惧種を含む仔稚魚の分類学的研究を行ってきました。また、内湾や河口汽水域における仔稚魚の時空間的な分布様式やそれらに関連する環境要因を明らかにするために、湾表層から底層、湾岸の干潟域、人工海浜、砂浜海岸、アマモ場、護岸帯、岩礁帯などで仔稚魚相調査を行ってきました。これらの研究によって、東京湾については、主要な魚種の生息場所やその利用様式が解明されつつあります。
  2. 干潟域における魚類群集構造の形成機構に関する研究 干潟域のキーストーン種であるマハゼやその近縁種の摂餌生態、時空間的な分布様式、他の魚類や底生無脊椎動物との種間相互作用を、室内実験や野外実験によって調べています。内湾の物質循環を視野に入れた干潟域の食物網の研究、魚類の回遊履歴の研究などにも取り組んでいます。
  3. 陸水域の外来種問題の解決に向けた研究 陸水域では、諸外国から持ち込まれた外来種が在来生物群集に大きな影響を及ぼしています。絶滅危惧種の生息域保全や水産資源の持続的利用のために、外来種が他の水生生物に及ぼす影響を調査し、効果的な対策手法を検討しています。

共同・受託研究希望テーマ

  1. 湖岸域の植物帯及び自然再生護岸が魚類の成育場として果たす役割についての研究 (キーワード) 仔稚魚、成育場、ヨシ帯、沈水植物、自然再生 産学連携等、民間を含む他機関等との共同研究を希望 技術相談,受託研究,共同研究,その他
  2. 汽水魚類の生息環境の保全・再生に関する研究 (キーワード) 干潟域、絶滅危惧種、水産有用種、生息環境 産学連携等、民間を含む他機関等との共同研究を希望 技術相談,受託研究,共同研究,その他
  3. 外来魚の生息状況調査及び効果的防除手法の開発に関する研究 (キーワード) 外来魚、生息状況、効果的防除手法 産学連携等、民間を含む他機関等との共同研究を希望 技術相談,受託研究,共同研究,その他

著書

  1. 最新 日本の外来生物 諸澤崇裕,今井 仁,加納光樹 魚類 平凡社 2019/10/25
  2. 茨城における絶滅のおそれのある野生生物 動物編 加納光樹・増子勝男・稲葉 修・諸澤崇裕・棗田孝晴・碓井星二・金子誠也 淡水・汽水魚類 茨城県生活環境部環境政策課 2016/03
  3. 魚類の初期生活史研究.成育場としての泥質干潟域の重要性 加納光樹,上原匡人 恒星社厚生閣 2015
  4. 日本産稚魚図鑑 第二版 加納光樹 東海大学出版会 2014/03/30
  5. 「エビ・カニ・ザリガニ 淡水甲殻類の保全と生物学」 2.6 外来ザリガニ問題と外来生物法 中山聖子, 水谷知生, 吉田剛司, 加納光樹 生物研究社 2011/12

論文

  1. 研究論文(学術雑誌) 共著 霞ヶ浦のヨシ帯において採集された外来種オオタナゴの仔稚魚の形態と季節的出現 山本天誠,荒山和則,半澤浩美,冨永 敦,萩原富司,加納光樹 日本生物地理学会会報 74, 印刷中 2019
  2. 研究論文(大学,研究機関紀要) 共著 霞ケ浦産のごた煮干しに含まれる魚類・エビ類の種組成 関野 遼,大森健策,山本天誠,荒山和則,加納光樹 伊豆沼・内沼研究報告 13, 75-83 2019
  3. 研究論文(学術雑誌) 共著 Fish and macroinvertebrate fauna associated with floating or drifting surface water mangrove litter in a shallow coastal area in Trang, southernThailand Horinouchi M., K. Kanou, K. Kon, P. Tongnunui and M. Sano Ichthyol. Res. 66, in press 2019
  4. 研究論文(学術雑誌) 共著 Morphological development and occurrence patterns of larval and juvenile halfbeaks, Zenarchopterus spp., associated with mangrove flotsam in a shallow coastal area, Trang, southern Thailand Kanou K., M. Horinouchi, P. Tongnunui, K. Kon and M. Sano Biogeography 21, 6-11 2019
  5. 研究論文(学術雑誌) 共著 Comparison of predation risks for small fishes in salt marsh microhabitats in Lake Hinuma, eastern Japan, using tethering experiments Kaneko S., K. Kanou and M. Sano Fisheries Science 85, 457-463 2019

所属学協会

  1. 日本魚類学会
  2. 日本水産学会
  3. 日本水産増殖学会
  4. 稚魚研究会