茨城大学
教育学部
学校教育教員養成課程(国語教育)

教授

増子 和男

マスコ カズオ
MASUKO kazuo
  • 1953年生まれ

経歴

  1. 早稲田大学 第一文学部 非常勤講師 1989/04/01-1991/03/31
  2. 鶴見大学 文学部 非常勤講師 1990/04/01-1991/03/31
  3. 梅光女学院大学 文学部 専任講師 1991/04/01-1995/03/31
  4. 九州国際大学 経済学部 非常勤講師兼任 1994/04/01-1999/03/31
  5. 梅光女学院大学 文学部 助教授 1995/04/01-2001/03/31
  6. 梅光学院大学 大学院文学研究科 講師兼任 2001/04/01-2002/03/31
  7. 梅光学院大学 文学部教授 2001/04/01-2008/03/31
  8. 東亜大学 総合人間・文化学部 非常勤講師兼任 2002/04/01-2004/03/31
  9. 梅光学院大学 大学院文学研究科 教授併任 2002/04/01-2008/03/31
  10. 山口大学 非常勤講師兼任 2007/04/01-2008/03/31
  11. 台湾輔仁大学 大学院講師兼任(集中講義) 2008/02/18-2008/02/22
  12. 茨城大学 教育学部教授 2008/04/01-現在
  13. 早稲田大学 文学学術院(大学院文学研究科・文化構想学部)非常勤講師兼任 2011/04/01-2014/03/31
  14. 早稲田大学 文学学術院(大学院文学研究科)非常勤講師兼任 2011/04/01-2017/03/31
  15. 茨城大学教育学部附属特別支援学校長併任 2012/04/01-2015/03/31

学歴

  1. 早稲田大学 第一文学部 文学科中国文学専修 1976/03 卒業
  2. 早稲田大学 文学研究科 中国文学専攻 博士前期 1978/03 修了

学位

  1. 文学修士 早稲田大学 1978/03

教育・研究活動状況

唐代伝奇研究。六朝志怪小説研究。日中怪異譚の比較研究。
文言で書かれた小説に現れた用語の来源と、用語に対してそれらの小説が執筆された当時の人々が共有した思いを探っている。
また、関わりの深い日中両国の怪異譚を比較することによって、その受容と変容、その背景となった人々の思いを探っている。

研究分野

  1. 各国文学・文学論

研究キーワード

  1. 六朝志怪、唐代伝奇、日中怪異譚比較

研究テーマ

  1. 唐代伝奇、六朝志怪に見える用語の研究 唐代伝奇、六朝志怪に見える主として「物」に関する用語の来源を検討し、当時の人々がその用語に持った共通のイメージを考察する。 1992/01-現在
  2. 日中怪異譚の比較研究 日中の怪異譚を比較検討することによって、その背後にあるそれぞれの国の人々の文化の共通点と独自性とを浮き彫りにする。 1999/03-現在

著書

  1. 新訂 中国詩文 井上一之、住谷孝之、増子和男、丸井憲 中国詩文研究会 2015/04/01 1994年に発刊以来、二度の改訂を経た、大学生用漢文教科書『中国詩文』の新訂版である。今回は、この20年間で大きく変化した教育現場の状況に即応すべく大幅な改訂を行い、「我が国の読書史において大きな比重をもった作品を収録する」という基本方針を堅持しつつ、新たに33編の詩文を増加し、収録作品全てに【語釈】を施した。また、【参考】として、関連の日本文学作品を附録した。
  2. 大人読み『山月記』 増子和男,林和利,勝又浩 明治書院 2009/06/25 978-4-625-68600-9 中島敦生誕百年を記念して、中島の作品を題材とした中国古典、演劇、コミック、そして近代文学など様々な角度から中島作品の魅力に迫った。増子が担当した第1章「中島作品の源泉」―中国古典を読む―では、「山月記」、「名人伝」、「弟子」そして「李陵」が取材した中国古典の解説と現代語訳、書き下し文、訳注、鑑賞を行った。
  3. 中国古典詩学への道-松浦友久著作選Ⅳ- 水谷誠・増子和男 研文出版社 2005/05/15 4-87636-250-5 唐詩研究の第一人者・故松浦友久早稲田大学教授の著作選の第4巻。この巻では、これまでの巻の分類では収まりきれなかった松浦教授の重要な著述や随想を選録した。 増子は、創価大学教授・水谷誠氏と共にその選定と編集を行い、巻末の解題を分担執筆した。
  4. 続 校注 唐詩解釈辞典〔付歴代詩〕 第一著者松浦友久、他16名 大修館書店 2001/04/20 4-469-03212-3 『校注 唐詩解釈辞典』で収録しきれなかった重要と思われる唐詩及び、歴代詩の解釈を集成したものである。
  5. 中国詩文 第一著者松浦友久、井上一之、内山精也、半谷芳文、増子和男、松尾幸忠、松原朗、水谷誠 中国詩文研究会 1994/03/20 大学用漢文教科書である。初級者の学習を配慮して、最も基本的かつ重要と思われる中国の詩文を厳選して提供した。 1994年発行以後、2002年3月発行の改訂版を経て、2008年3月に内容の全面的な見直しを行い、面目をほぼ一新した改訂版を発刊した。

論文

  1. 研究論文(学術雑誌) 単著 漢文が国語科に置かれているのは何故か ―生徒たちに是非伝えて欲しいこといくつか― 増子 和男 茨城の国語教育 茨城大学国語教育学会 15, 1-7 2017/03/01 「何故国語科の教科に本来外国語である漢文が置かれているか」―この最も基本的な問題を学ぶ機会を持たぬまま、漫然と漢文を学びそして教えるのが長い年月習いとなっている。漢字・漢文を学ぶ初期の段階で学齢や学習歴に併せて繰り返し「何故学ぶのか」を教え確認する必要がある。また、漢文を学ぶ上で中国語を知らなければ教えられないのではないかとの危惧を抱く教員のあまりにも多い事に対して、国語教育では訓読を、中国学では訓読と中国語を学ぶという棲み分けをすべきことを説いた。
  2. 研究論文(学術雑誌) 単著 「死神」再考(上) 増子和男 中国詩文論叢 中国詩文研究会 35, 207-217 2016/12/31 人を志に誘うと伝えられてきた死神について、前稿ではその装束に着目して論じた。今回は。前稿を補いつつ、その衣装だけでなく造形の変容を日中比較の立場から論じた。
  3. 研究論文(学術雑誌) 単著 産死鬼考 増子和男 中国詩文論叢 中国詩文研究会 34, 223-235 2015/12/31 日本の「ウブメ」伝説に影響を与えた中国の産鬼(産死鬼)伝説を中心に考察した。従来の説では、我が子をこの世に生み出すことのできなかった母親の無念の 思いが凝って産鬼となってこの世にさまよい出たとする言わば母親中心の産鬼官のみが強調されてきたのに対し、胎児そのものにも魔性があると考えられていた事実を掘り起こし、その点も産鬼を考える上では外して考えられないのではないかと指摘した。
  4. 研究論文(学術雑誌) 単著 日本人作家と上海―桃葉・田中貢太郎の場合― 増子和男 茨城の国語教育 14, 58-69 2015/03/08 大正期~昭和初期ににわかに巻き起こった中国・朝鮮旅行ブームに乗って、多くの文人たちが彼の地を訪れた。当時、作家・伝記作家として知られた田中貢太郎(号は桃葉)も草した流行に背中をおされる形で、中国へ赴いた一人であった。しかし、小学校高等科卒業後に土地の漢学塾で学んだ彼の場合は、谷崎潤一郎や芥川龍之介らのような所謂高学歴の知識人たちとは一線を画した意識で彼の地に赴いたように思われた。彼が中国旅行の第一歩を記した上海紀行を手がかりにこの問題を考察した。
  5. 研究論文(学術雑誌) 単著 凶鳥伝説の系譜―姑獲鳥伝説の構成要素として― 増子 和男 植木久行教授退休記念 中国詩文論叢 第33集 33 2014/12/31 夜飛び子どもの魂を取るとして恐れられた中国の姑獲鳥伝説と、我が子を産む前に死んでしまい、その無念の思いからなるとされた日本のウブメ伝説との習合、伝承の生成発展を考えた論考である。今回は、中国の姑獲鳥伝説の成り立ちとその構成要素を考究し、狙いをつけた子どもの外に干したままの肌着に血乃至は羽を落として目印とするという伝承のうち、特に羽を落とすと言う伝承の来源を考察した。

研究発表

  1. 口頭発表(一般) ペットをまつる文化―「猫をまつる」を手がかりに― 和漢比較文学会第10回海外特別例会 2017/08/30 いつも我々の身近にいて、癒やしを与えてくれるペットだが、その死は単なる一匹乃至は一頭の動物の死で以上の悲しみを飼い主たちに与える。本発表では愛猫の死に際会した日中両国の人々の「悼む心」と、その心の表し方に焦点を絞って比較検討した。
  2. 貂怪異譚考 和漢比較文学会第9回海外特別例会 2016/09/01 小動物怪異譚の一つとして、今日語られることの少ない貂(テン)の怪異譚について発表した。
  3. シンポジウム・ワークショップ パネル(指名) 三遊亭圓朝作・落語「死神」再考 「日本伝統芸能」講演会及びワークショップ 2016/05/13 従来、三遊亭圓朝作「死神」の話しの源や死神という用語についての検討は比較的活発に為されてきたが、その容貌に関する描写についての検討は極めて断片的なものであった。今回はその点に特に注目してその服装に焦点を絞って死神の話しが語られた以前の説話に遡ってこれを論じた。
  4. 口頭発表(一般) 鼬怪異譚考―日中比較の立場から― 国際シンポジウム・東アジア文化交流―妖異・怪異・変異― 2015/12/19 妖怪学研究の第一人者・小松和彦国際日本文学研究センター長を基調講演者に迎えて、日本中世説話文学で著名な小峯和明立教大名誉教授、御伽草子研究で知られる徳田和夫学習院女子大学教授、中国の歴史学研究者として著名な陳小法浙江工商大学教授、そして韓国に於ける日本文学研究者として著名な魯成渙蔚山大学校教授らと共にパネルディスカッションを行った。
  5. 口頭発表(一般) 産鬼伝説考―ウブメ伝説の構成要素の検討― 和漢比較文学会第8回海外特別例会 2015/08/31 「幼子の魂を奪う鳥」として恐れられた姑獲鳥(こかくちょう)が、出産に際して亡くなった妊産婦がなるという産鬼(さんき。産死鬼とも)伝説と習合し、日本の「ウブメ」伝説と結びついて今日日本で伝承される話へと発展していった過程を考察した一連の論考の一端を示した。

所属学協会

  1. 日本中国学会 1976/10-現在
  2. 全国漢文教育学会 1988/04-現在
  3. 和漢比較文学会 2002/10-現在
  4. 中唐文学会 1993/04-現在
  5. 早稲田大学中国文学会 1975/04-現在

委員歴

  1. 日本詩経学会 理事 2002/04-現在