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茨城大学
理工学研究科(工学野)
数理・応用科学領域
准教授
多田 達也
タダ タツヤ
Tada Tatsuya
学歴
東北大学
工学部
応用物理学科
1982/03/25
卒業
東北大学
工学研究科
応用物理学専攻
博士前期
1984/03/27
修了
茨城大学
理工学研究科
物質科学専攻
博士後期
2006/03/23
修了
学位
博士(工学)
茨城大学
2006/03/23
研究キーワード
粉体
帯電
静電気
画像
研究テーマ
微粒子帯電特性と粒子挙動制御技術及び応用技術の研究
2017/04-現在
競争的資金等の研究課題
材料自由度が高く傾斜機能特性を持つ造形が可能な付加製造法に関する研究
科研費
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著書
粉体工学ハンドブック
第5章粉体プロセスの実際 5.14トナー
朝倉書店
2014
最新トナー技術と応用展開
【トナー物性の測定技術編】 第23章 電磁気的特性測定
シーエムシー出版
2009
ケミカルトナー
第1章 電子写真システムとトナー特性、第8章 トナー技術の将来展望
東京電機大学出版局
2008/11/30
新機能微粒子材料の開発とプロセス技術
3.粉体トナーの帯電量分布測定
シーエムシー出版
2006
電子写真現像剤の最新技術―トナー開発の最前線―
現像理論と現像技術
シーエムシー出版
2005
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論文
(MISC)総説・解説(学術雑誌)
単著
日本画像学会関連技術のこの10年の歩み-現像剤技術-
多田 達也
日本画像学会誌
一般社団法人 日本画像学会
57/ 3, 310-319
2018/06/10
現像剤技術に関するこの10年のトピックスを,電子写真技術の構築に対して現像剤に求められてきたものとその対応技術という観点で振り返ってみた.10年程前は画像の高画質化やカラー定着でのオイルレス化などの高機能化が技術課題であった.そのため,トナーには小粒径化やコア・シェル構造化が求められ,種々の重合トナーが立ち上がった時代であった.それに対しこの10年間はリーマン・ショックを契機に事務機市場が停滞したことから,経済性を訴求できる低温定着トナーや,デジタル印刷市場への展開を求め印刷物の高付加価値化のための特色トナーが開発されてきたのが特徴であった.
研究論文(学術雑誌)
共著
トナーの摩擦帯電能の絶対値評価とその確からしさの保証方法
多田 達也, 上原 利夫, 栄田 朗宏, 久保 貴史, 太田 英樹, 木村 正利, 鈴木 千秋, 小林 弘道, 沢山 昇, 星野 勝義, 星野 坦之, 原田 大輔
日本画像学会誌
一般社団法人 日本画像学会
57/ 3, 291-301
2018/06/10
トナーの摩擦帯電能の絶対値的な評価法として,各帯電量測定装置に対し共通の座標付けがなされたキャリア群の摩擦帯電列を用い,その摩擦帯電列上でトナーへの帯電量付与がゼロとなる位置(ZPC:Zero-Point-Charge)をそのトナーの帯電能とする方法がある.しかしこの方法の場合,トナー帯電量にキャリアとの摩擦帯電以外の値が加減されるとZPC位置は正しい値ではなくなってしまう.そこで今回,日本画像学会の標準キャリアを用い,各装置のZPC位置の確からしさを検証する方法として,摩擦帯電条件は異なるがZPC位置が同じとなる帯電特性の線を複数測定し,それらの線のZPC位置の収束度合いと各線の組み合わせから得られる交点の収束度合いを見る方法を検討した.その結果,ZPC位置が同等に見えても交点の収束度合いで見ると確からしさは異なることが分かった.また今回の検証方法は,各装置に共通な標準化できる検証方法であることも分かった.
研究論文(学術雑誌)
共著
標準キャリアを用いたトナー摩擦帯電列の共通座標化
多田 達也, 上原 利夫, 栄田 朗宏, 久保 貴史, 太田 英樹, 木村 正利, 鈴木 千秋, 小林 弘道, 沢山 昇, 星野 勝義, 星野 坦之, 原田 大輔
日本画像学会誌
一般社団法人 日本画像学会
57/ 3, 276-290
2018/06/10
トナーの摩擦帯電能を帯電量測定装置によらない絶対値として評価するために,共通座標値が定義されたキャリア群の摩擦帯電列を定め,その摩擦帯電列上でトナーへの摩擦帯電付与量がゼロとなる座標値(Zero-Point-Charge)をトナーの摩擦帯電能値とする考え方がある.今回,日本画像学会の標準キャリアを用いて,共通に適用できる数値規定された摩擦帯電列が定められるか,また,各トナーの帯電能を絶対値的に定められるかについて検討を行った.その結果,摩擦帯電列を数値規定するための基準トナーの選び方で標準キャリア群の座標間隔は変わるが,任意に定めた基準トナーを用いて標準キャリア群の摩擦帯電列座標系を数値規定した場合に帯電特性が線形で表せるトナー群に関しては,それらに共通に適用できる数値規定された摩擦帯電列が定められることがわかった.また,トナーの摩擦帯電能をZero-Point-Charge位置で絶対値的に規定できる可能性があることが分かった.
研究論文(学術雑誌)
各帯電量測定装置の帯電量値の共通規格化
多田 達也, 上原 利夫, 栄田 朗宏, 久保 貴史, 太田 英樹, 木村 正利, 鈴木 千秋, 小林 弘道, 沢山 昇, 星野 勝義, 星野 坦之, 原田 大輔
日本画像学会誌
一般社団法人 日本画像学会
57/ 2, 160-175
2018/04/10
URL
トナーの摩擦帯電能を測定装置によらずに絶対値的に評価する方法として,座標値が定義されたキャリア群の摩擦帯電列上でトナーへの摩擦帯電付与量がゼロとなるキャリアの座標値 (ゼロ·ポイント·チャージ) をトナーの摩擦帯電能値として定める方法がある.今回,日本画像学会の標準キャリアを用いてゼロ·ポイント·チャージ法の条件を検討した結果,各測定装置で基準トナーの摩擦帯電特性を線形近似直線で表し,その近似直線を基準帯電特性直線と一致させるように値の線形変換を行うと,どの測定装置においても基準トナーのゼロ·ポイント·チャージ位置が原点となり,また,ほぼ全ての測定装置において各トナーのゼロ·ポイント·チャージ位置も共通値に近づくことが確認できた.すなわち,各帯電量測定装置の値を上述の線形変換で規格化すれば,種々のトナーの摩擦帯電能はゼロ·ポイント·チャージ法により絶対値的に定められることがわかった.
(MISC)総説・解説(学術雑誌)
単著
トナー技術部会 (旧第3部会) の変遷
多田 達也
日本画像学会誌
一般社団法人 日本画像学会
57/ 1, 60-61
2018/02/10
URL
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知的財産権
特許
造形装置及び造形方法
特願2016-152209
2016/08/02
特開2018-20474
2018/02/08
特許
造形装置
特願2016-148936
2016/07/28
特開2018-016005
2018/02/01
特許
立体造形装置
特開2017-209930
2017/11/30
特許
造形装置及び造形方法
特開2017-202619
2017/11/16
特許
造形装置
特開2017-196865
2017/11/02
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所属学協会
一般社団法人 日本画像学会(旧電子写真学会)
粉体工学会
静電気学会
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委員歴
一般社団法人日本画像学会
トナー技術部会(旧第3部会) 委員(2006年より主査)
1995/07-現在
一般社団法人日本粉体工業技術協会
平成29年度JIS原案作成委員会3 委員
2017/09-現在
一般社団法人日本画像学会
画像技術用語部会委員
2006-現在
一般社団法人日本画像学会
画像感性部会委員
2008-現在
一般社団法人日本粉体工業技術協会
平成20年度JIS原案作成委員会(2) 委員
2008/06-2009
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